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VPSその4・ApacheをインストールしてWebページを公開する

P1000960

前回までで独自ドメインを用いてサーバにアクセスできるようになった。今回はApacheをインストールして、ユーザディレクトリにあるwwwディレクトリをルートディレクトリとしたWebページの公開をしてみる。

ここまでの目次

インストール

aptitudeでインストールする。

# aptitude update
# aptitude install apache2

動作確認

ブラウザからhttp://[サーバアドレス]/index.htmlにアクセスして、Apache2 Debian Default Pageが表示されれば成功だ。

apache

VierutlHostの設定

Webサーバとして使用できるようにはなったが、この段階でアクセスしているディレクトリは/var/www/htmlにあるファイルであり、これを変更するにはVirtualHostの設定が必要になる。ここではユーザのホームディレクトリに作成したwwwディレクトリに変更してみる。

まずはwwwディレクトリを作成。

$ mkdir ~/www

続いてVirtualHostの設定ファイルを置くsites-availableに移動する。

# cd /etc/apache2/sites-available

このディレクトリには000-default.confというデフォルトの設定ファイルが存在するので、これをコピーして使用する。

# cp 000-default.conf my-default.conf
# vim my-default.conf

ドキュメントルートとするディレクトリと設定を記述し、その他はそのままだ。

<VirtualHost *:80>
  # /var/www/htmlを新しいドキュメントルートに変更
  DocumentRoot /home/username/www/
  # 下記ディレクトリ設定を追加
  <Directory /home/username/www/>
    Options FollowSymLinks
    AllowOverride None
    Require all granted
  </Directory>
</VirtualHost>

新しい設定ファイルが完成したので、現在の000-default.confを無効化する。

# a2dissite 000-default.conf

続いて作成したmy-default.confを有効化する。

# a2ensite my-default.conf

Apacheを再起動する。

# /etc/init.d/apache2 restart

Webページを公開

ここまででドキュメントルートが/var/www/htmlから/home/username/wwwに変更されたのでindex.htmlを配置してアクセスしてみる。

$ vim ~/www/index.html
<h1>Hellow World!</h1>

ブラウザからhttp://[サーバアドレス]/index.htmlでアクセスできる事を確認。

hello

VPSその5・ブログ用のサブドメインを作成するに続く。

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